携帯電話で古典を読もうとしてるとこ

先月、親の金婚祝いのプレゼントとして、何がいいかな~と妹と半年くらい悩んだんだが、結局は携帯電話にした。両親ともずーっとかたくなに「イラネ」と言い張っていたからこんなに遅くなった。父にはらくらくホン6、母には大人かわいいイルミネーションのやつ。まあまあ喜んだようだ。

そういや、自分はそれほど携帯を使いこなしてるわけでもない。文庫本を忘れたときに、メールしたりヤンガスでダンジョンに入ったりするくらい。

そこに昨今の電子書籍祭りが始まった。電子書籍は今に始まったことではないが、KindleやiPadは物欲そそるよな。とはいえ、即買いするほどの衝動はない。もうちょっと選択肢が増えて、安くなってきたら…だな。もし長期でどこかに行くようなことがあれば、妹がKindle持ってるから借りればいいしな。とりあえずは、お金を使わずに何冊分か、持ち歩けるようになったら便利だ。

テキストを入手するのだ

まずはProject Gutenberg青空文庫ですな。たまにお世話になっていたけど、楽しみのために読むのは何がいいかな。

Project Gutenbergは昨日・過去7日間・過去30日間のトップ100の本および著者をリストアップしてる。過去30日間のは、1位から、「不思議の国のアリス」「高慢と偏見」「シャーロック・ホームズの冒険」「カーマ・スートラ」「Manners, Customs, and Dress During the Middle Ages and During the Renaissance Period(by P. L. Jacob、中世・ルネッサンス期のマナー、習慣、服飾)」「ハックルベリ・フィンの冒険」「ユリシーズ」「トム・ソーヤーの冒険」「Myths and Legends of Ancient Greece and Rome (by E.M. Berens、古代ギリシャ・ローマの神話と伝説)」「Illustrated History of Furniture (by Frederick Litchfield、図説・家具の歴史)」「History of the United States (by Charles A. Beard and Mary Ritter Beard、合衆国の歴史)」「ドラキュラ」「The Practice and Science of Drawing (by Harold Speed 、描画の実践と技法)」「イーリアス」「フランケンシュタイン」「Encyclopedia of Needlework (by Thérèse de Dillmont、刺繍百科)」「孫子兵法」「Rogetシソーラス」「トムソン科学大系」「君主論(マキャベリ)」

おお! 昔ペンギンブックスとかに使ったお金を考えるとよけい、宝の山ですな。古典と、再読したいような本と、歴史的資料の人気が高いらしい。図版が入ってるのもあるけど、簡単に携帯に移すことを考えてテキストデータを取得してみる。

PDF作成メモ

わしのP903iにはシンプルなテキストビューアが入っていないようだよ。メールは字数制限があるから、PDFにしておこう。Word、Excelデータには対応しているけど、今回はPDF。前にも仕事の資料をPDFにして入れたことがあるんだけど、決まりごとをすっかり忘れたので、マニュアル(注・リンク先はPDF)を見る。また忘れそうなのでメモ。

PCからmicroSDメモリカードにコピーする場合、
[PRIVATE]ー[DOCOMO]ー[DOCUMENT]ー[PUD001]に
PDFDC001.PDF という形のファイルネームで置いておかないと認識されない。ちなみに両001部分は3ケタの半角数字ならOK。

「PDFコンテンツ作成ガイド」(注・リンク先はPDF)によると、

最大表示ファイルサイズ:2Mバイト
QVGA(240×320ドット)、84.67×112.89ミリ、72dpi
端末内蔵フォントは「丸ゴシックのAdobe1-3アウトラインフォント」

とある。しかし下にツールバーが出るので84.67×90ぐらいがちょうどいいんじゃないか。それだと右にスクロールバーも出なくてすむ。画面が小さいからなるべく節約。

Word 2010ベータ版にテキストファイルを読み込んで、PDFで書き出したのがこれ。英文は「高慢と偏見」、和文は「神曲」。「神曲」入力・校正した人、大変だったろうな…。旧字体がいっぱいで。ありがとうございます。それぞれ、まるごとだと2Mバイトを超えてしまったので、英文は500ページ、和文は100ページぐらいで分割してみた。

携帯画面(英文横書き)

携帯画面(和文縦書き)

ちなみに和文縦書きのとき、フォント埋め込みにしたはずなんだが、MS明朝+Centuryでは携帯画面上でCentury部しか表示されず、HG明朝E+Constantiaならうまくいった。原因はまだよくわからん。

「作ろうiモードコンテンツ」でPDFTool for i-mode(再配布関係やiモードしおりの設定ができる)と iモードHTMLシミュレータを提供している。ただし携帯でダメなデータもシミュレータでは表示されることがある。

しかしこれで携帯に何冊かまるごと入れられた。なんか、それだけで世界が広がった感じが(笑)。辞典系も、電車の中で無理なく見られるのはいいな~。でもやっぱり、持ち運べて嬉しいのが第一で、読みやすくはないな。ただ、ファイルを閉じても、次に開いたときにさっき見ていた画面がすぐ出るのはいい。マークとかiモードしおりも付けられる。

一方そのころパブリは

久しぶりに、10年くらい前に登録して立ち読みとかしたきりになっていた電子文庫パブリに行ってみた。白石一文氏の直木賞受賞作「ほかならぬ人へ」を紙の半額販売するとか、iPhone対応ビューアをApp Storeで無償提供するとか、ニュースには出ているが、サイトそのものにはやる気のなさが漂っている。そもそも値段が高い。トップページにランダム(これまた無気力、あるいは馴れ合いの表れ)で出る「新刊」の大半は、Amazonでもう中古1円になってるのだ…。ジャンル別コーナーに行ってみれば、著者名か書名での並び替えしかできない。売れている順とかならまだしも、情報としての意味があろうに。T-Timeもけっして読みやすいツールじゃないし。10年間の進歩はどこに? 欲しい作品が決まっているときには探しに行くかもしれないが、書店や図書館に足を踏み入れるときのワクワク感は皆無である。

欲しいのはこういうデバイス

置き場所を考えると電子書籍は歓迎なんだが、デバイスはもっと小さいほうがいい。文庫本くらい。それから落としたり少々ぶつけたりしても大丈夫な頑丈さが必要。

いずれもっとKindleとかが欲しくなる日は来ようが、携帯電話も、慣れれば読書ツールになるかもしれない。しばらく試してみよう。

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