ゆば猫凶暴化

 3月下旬に5歳の猫・ゆばが突然凶暴化した。いったん落ち着いたように見えたんだけど、先週また暴れた。長引きそうな気配である。

 最初のきっかけは、ゆばがわしの膝の上で寝ているときに、16歳の猫・あつあげが目の前でわざと粗相をしたので、「こら!」と言った時のこと。よくあることだったんだけど、たまたま、ゆばは怖い夢でもみていてびっくりしたのか、飛び起きてなぜかあつあげを攻撃。あつあげの反撃がどうもクリティカルヒットだったらしく、ゆばの鼻の頭に小さいけど痛そうな傷ができた。

 じゃれあいにしては激しいくらいに、ゆばがあつを攻撃するのも珍しいことではなく、あつは年をとっても運動能力・反射神経はゆばに劣っていないので、普段はすぐに双方忘れてしまうんだけど…。

 この日だけは違った。フギャー! シャーッ!といって戦い、物陰に逃げたあつをゆばが追い詰めて威嚇しつづける。ゆばを持ち上げて引き離そうとしたら、ゆばは今度は、わしの脚や腕に噛み付き、引っかいて暴れまくる。おもらししながら。落ち着くまで待つか、と思ったけど、今度はわしが攻撃対象になって、少しでも動くとシャーッ!っとなり、席を立つとまた噛み付き引っかき何でもありで暴れるのであった。

 仕方なく、時間のムダ覚悟でテレビを見ることにしたら、ゆばは膝に乗ってきて甘え、なでるとゴロゴロ。しかし物を取るので立とうとしたら、再びフシャーッと。本気でかかってくるので、見た目がけっこうひどい怪我になってしまった。ヒデヨシが帰ってきた頃には少し落ち着いていたが、それでも廊下でまたフカーッと。夜はわしの布団にもぐって甘えながら寝るくせに、朝になって立とうとしたらまたシャーッっとなった。ヒデヨシにはあまり攻撃しない。長年犬を飼っていたからか、動物の扱いはヒデヨシの方がうまい。ただ、あつあげを抱き上げたヒデヨシの足がゆばに噛まれたことが一度ある。その傷は膿んでしまって、被害者三名の中で一番ひどい怪我だったのであった。もう治ったけど。

 この矛盾はいったいなんなんだろうか。もともとゆばはあまり甘えっ子ではなかった。それが、今年に入ってやたらと甘える猫になってしまっている。そしてどうも、あつあげを呼んだり、あつあげに加担してるように見えたりした場合に、ゆばの顔色が変わる。あつは、怪我はかすり傷程度だけど、物の隙間や布団から出るとゆばの攻撃を受けるので、出られなくなってしまった。

 その後、動物病院に一匹ずつ連れていったり(あつあげの便秘が心配だったのと、ゆばの血液検査のため)、猫が落ち着く作用もあるというフェリウェイ(スプレー)を使ってみたり、ごはんやトイレが別々にできるように猫キャリーバッグにそれぞれまたは片方ずつ入れたりしてみた。しかし結果は一進一退。相変わらずあつを見ると攻撃する。先日はやっと二匹並んで食事ができるようになったかと思った矢先に、また荒っぽいケンカになって、再びわしにも噛み付いた。

 以前、エリザベスカラーを装着したにくじゃがを見て、あつあげが恐怖のあまり人間を攻撃したことがあった。約一週間、Mac部屋にたてこもったのち、あつあげはもとにもどった。ゆばにもやはり一週間ぐらいは必要なのかな…と思ったけど、だめであった。もう一か月たったのにな~。

 で、今週は3階建て猫用ケージを購入して、ゆばを出したり入れたりして様子をみている。聞いた話によると、多頭飼いでの猫凶暴化は、たまに起きるようだが、5年間なんともなかったのに突然でびっくりした。お医者さんは避妊手術によって落ち着いた例(飼い主が放棄して引き取ったんだそうだ)も知っているけど、5歳ではリスクもあるし、感情の暴走を抑えるのには必ずしも有効ではない、勧めはしない、とのことであった。

 そんなわけで今、わしの腕と脚には、イバラのムチで叩かれるのが好きな人かと思われてしまいかねない傷がついているんですな。ゆばのフシャーッっとなる5秒前の顔は、瞳が丸く大きくなって、とってもかわいいし、かかってくるときもV字型バンザイをするので愛らしいのであるが。

 ゆばがケージの中で鳴いているけど、あつあげも元気とはいえ、静かな隠居生活を送りたいお年頃。早く落ち着いて、また前のような生活に戻ろうよ。

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Comments

  1. 浅野ゆき より:

    家の子は男の子で大吉といいます。大吉はもうすぐ一歳になる子ですが先日初めて一人でお留守番をしてもらって帰るとマーキングがしてありました。叱ったつもりはありませんがダメでしょーと頭に手をやった時に突然噛みつきました。二日点滴をしなければなれない程のけがでした。さすがにカチンときて逃げる大吉を追いかけてその時は私も我を忘れて怒ってしまいました。すると逆に追いかけてきて襲ってきました。逃げ場がなくなりトイレに隠れると私が出てくるまでウー!シャー!と言って待ち構えていました。10分くらいして扉を開けるとまだそこにいてギャー!と怒ってました。三階建のハウスを買って餌でつって何とか隔離できました。二週間ほどかけて仲直りをして病院で去勢しました。でも大吉とは全く関係のないことで大きな声を出したら又同じような状態になってしまって!幸い一日ハウスの中に入れておいた落ち着きましたがこれから20年近く大吉に怯えながら生活をしなくてはならないのかと思うと憂鬱になります。今は懐いてくるし前の大吉に戻ったようにみえますが目を合わせることが出来ません。動物病医院のカウンセリングを受けてこれからの大吉との生活を考えていくつもりです

  2. Nsk より:

    浅野ゆき様
    いただいたコメントに2年も気づかず、大変申し訳ありませんでした。
    今は大吉くんと穏やかに過ごされていますように。

    ゆばはその後何か月もかかりましたが、落ち着きました。
    あつあげは、静かに暮らせるようになりましたが、2011年にお腹に腫瘍ができて、亡くなりました。もうすぐ命日なので好きだったかすみ草を買ってこようと思います。

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